眠るまでに見た夢のこと

眠るまでに眼に映った事聞いた事、読んだ本やった事行った所思った所を書きます。時々、眠った後に思ったことも書きたい(願望)

『あまのじゃくな氷室さん2 好感度100%から始める毒舌女子の落としかた』を読んだ

新学期、新年度、春! という奴ですね!GWの予定が決まっていません犬です!

インフルエンザでダウンしていたのですが、本日復帰しました(本当どうでもいい)。

で、復帰記念で五年ぶりくらいに蒙古タンメン中本を食べに行ったのですが、辛さ依然に量が多くて……もう普通盛りが食べれず残すレベルです(味噌卵麺でこの様)。このブログがラーメン食べ歩きとかに変化する事は無理そうです。

 

あまのじゃくな氷室さん2 好感度100%から始める毒舌女子の落としかた (MF文庫J)

あまのじゃくな氷室さん2 好感度100%から始める毒舌女子の落としかた (MF文庫J)

 

 高圧的で性格はキツく毒舌ばかりの氷室涼葉。そんな彼女の“デレデレな本音”が丸聞こえになってしまった田島愛斗は、想いを寄せる涼葉の本音と建前に振り回されたものの、晴れて『友達』となり関係は一歩前進。だが愛斗にはクラスメイトのギャル・砂城雅がいつも近くにいて―焦る涼葉は「両想いの友達の方が上よ!」と見当違いに張り合ってしまい、結果的にいつものこじらせたあまのじゃくっぷりを発揮する。そんなところも愛斗は嬉しく、微笑ましい気持ちで日々を過ごしていたのだが―二人の下へ新たな火種が…!?「生徒会書記の相沢波瑠。今日から頑張っちゃいます!」MF文庫Jが贈る、捻れ系青春ラブコメ第2弾!

 

との事。第二巻です。一巻の記事は下

 

sjuuuuran.hatenablog.com

 

前巻から引き続き、毒舌ヒロインの本音が聞こえるモードは健在のまま、キャラが増えてスタートです。

表紙の砂城さん、一巻から既に圧巻のヒロイン力(ぢから)でしたが、今巻も圧倒的なヒロイン力で並み居る敵を薙ぎ倒していきます(筆者視点)。こんなギャルいたら惚れるわ。

氷室さんにも成長が見れますし、生徒会に追加された相沢さんも柴くんも良い奴で意外と生徒会が賑やかになってきましたね。

砂城さんと氷室さんの二台巨頭に匹敵する新しいメインヒロインとか、新たなナンナさんの道具とか、主人公の声が聞こえちゃうとか、考え次第には3巻がガンガン面白くなりそうだから次も読みたいです。

 

いやしかし蒙古タンメン……量多かった……

『絶対彼女作らせるガール!』を読んだ

気付いたら間が空いてしまいましたね。

 

 この学園には必勝の女神がいる―。白星絵馬の手のひらに願い事を書くと叶う、そんなジンクスといつも笑顔な人柄で学園でも人気のクラスの太陽・絵馬を尻目に、目立たず冴えない自称幽霊の大地は生徒会室へ。憧れの生徒会長・獅子神玲花の雑務のためだ。が、ある日大地が偶然絵馬の「とある秘密」に触れたことで、絵馬が大地の恋愛を全力応援すると宣言!さらに絵馬を信奉する学園トップ美少女の猪熊みりあと鷹見エレナまで巻き込んで大地のモテ改革を開始!!大地の学園生活は瞬く間に一変していき―!?第13回新人賞“優秀賞”の正統派青春ラブコメ、爽快に登場!

 

との事。

怒涛の勢いで始まり怒涛の勢いで終わった主人公亀丸大地の改造奮闘記です。

大好きな生徒会長に気に入られるために、真っすぐ一本道に精進します。蛇の道には行きません。美少女たちに支えられながら服を替え、髪を切り眉を整え、好きなあの子の行動を調査(ちょっと変態っぽい)。

基本的に大地が良い子なので、支える美少女も途中から愉しくなっている感じがある。白星さんと獅子神さんがヒロインツートップなのかもしれないですが、僕はエレナさんとみりあちゃんと獅子神を推します(真顔)。メインヒロイン(表紙の女の子)をむしろ推さないのが我が最近のブーム。

いや白星さんが嫌いなわけじゃないですよ?! でもみりあちゃんとエレナさんと獅子神さんの頑張ってる感じ好きなんだよなぁ……

支えられる大地、そして生徒会長も色々抱えていますが、それでもやっぱり突進あるのみです。むしろ俺も眉とか整え出す勢いでございます。

一応の一区切りはあったものの、最後に大爆発で「次号へ続く!」(クリフハンガーエンド)となったので2巻が待たれる……

 

 

とか思ったらもう出てますね! エターならないで頑張ってくださいね! 少なくともエレナさんがデレるまでは!!!!!(吐血!!!!)

 

 

 

 

 

 

『あまのじゃくな氷室さん 好感度100%から始める毒舌女子の落としかた』を読んだ

タイトルを打っていて長いなと思いました!

 

完全無欠な優等生だが、高圧的で性格はキツく毒舌ばかりの生徒会長・氷室涼葉。そんな彼女に想いを寄せる副会長・田島愛斗は、ある日彼女の言葉の裏に隠された“本当の気持ち”が聞こえるようになっていた! そんな涼葉の本音――それはなんと、あの辛辣でキツい態度や毒舌の何もかもが建前で、本当の彼女は愛斗にべた惚れだったのだ! お互い両想いとわかって喜ぶ愛斗。解答付きの恋愛ならハッピーエンドなんて楽勝だよね! ということでさっそく告白をしたものの……断られちゃった!?
MF文庫Jが贈る、答えがわかっているのにすれ違っちゃう捻れ系青春ラブコメ開幕!

 

との事。

恋する彼女の本音を聞きたいって欲望は今でも思ったりする時がありますが、それを地で行ったらどうなるか、がテーマだったのかなー

キュンキュンした。とってもキュンキュンしたぞ! まず登場人物が全員可愛い!

ご都合主義がうまい塩梅で混ざっていて(主人公とヤンキーが戦う所は特に)、ストレスフリーの萌えがずっと続くんですよ。ただ単に都合が良いとは違っていて、「ああ本音がわかってるのにそうなっちゃうのか……」というのが笑えるし、非常に良いバランスだった。

神様のナンナも可愛いし、特に砂城さんが良い子過ぎる。最高に良い子。こんなん絶対惚れる。僕なら絶対砂城さんで主人公センスないとまで言える(言えない)

ただメインヒロインの氷室さんも常にデレてるのにツンであるというすごい状態なんだよな。微妙に芋っぽいせりふの後にシンプルな本音が混ざるともうキュンキュンしちゃいますよ……

次巻が出るっぽいし、絶対に砂城さんが活躍するだろうから期待してまっています!  砂城ルート頼む!

『さよならの朝に約束の花をかざろう』を観た

書き癖が着くと、何か読んだり観たりすると書きたいなと思うようになりますね!

 


映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』予告編

 

縦糸は流れ行く月日。横糸は人のなりわい。
人里離れた土地に住み、ヒビオルと呼ばれる布に日々の出来事を織り込みながら静かに暮らすイオルフの民。
10代半ばで外見の成長が止まり数百年の寿命を持つ彼らは、“別れの一族”と呼ばれ、生ける伝説とされていた。
両親のいないイオルフの少女マキアは、仲間に囲まれた穏やかな日々を過ごしながらも、どこかで“ひとりぼっち”を感じていた。
そんな彼らの日々は、一瞬で崩れ去る。イオルフの長寿の血を求め、レナトと呼ばれる古の獣に跨りメザーテ軍が攻め込んできたのだ。絶望と混乱の中、
イオルフ一番の美女レイリアはメザーテに連れさられ、マキアが密かに想いを寄せる少年クリムは行方不明に。マキアはなんとか逃げ出したが、仲間も帰る場所も失ってしまう……。
虚ろな心で暗い森をさまようマキア。そこで呼び寄せられるように出会ったのは、親を亡くしたばかりの“ひとりぼっち”の赤ん坊だった。
少年へと成長していくエリアル。時が経っても少女のままのマキア。同じ季節に、異なる時の流れ。変化する時代の中で、色合いを変えていく二人の絆――。
ひとりぼっちがひとりぼっちと出会い紡ぎ出される、かけがえのない時間の物語。

(公式サイトのストーリーより)

 

との事。鑑賞中はそれこそ織り込まれた糸のように複雑なストーリーだなと思いましたが、公式サイトの解説は簡潔にまとまっていて素晴らしいですね。

綺麗で、もどかしい物語でした。愛を知る、という事ですが、それは単純な恋愛関係ではありませんでした。もしエリアルとマキアが同い年で出会っていたら、永遠の時を生きる少女と、人の生しか生きられない少年の非恋の物語になっていたかもしれません。

でも二人は母と子供として出会って、エリアルがお母さんを追い越してしまう。

 

マキアはずっと少女のまま、「母」になろうとする。そしてレイリアとクリムとの三角関係に敗れた後遺症から、恋愛はしません。だから新しい人と付き合わないし、エリアルを言い訳にして生きている節もありました。エリアルがマキアに抱いた好意を拒否しながらも受け入れたいという中途半端な感情を抱いて、いずれ来る別れに怯えながら。

多分ここが味噌なんだと思います。作中の他のお母さんは皆年を取り母になっていきますが、マキアだけはずっと少女で、中途半端に「母」を演じ続けます。

必死に頑張って、努力してミスして……中途半端なまま「母」をやり抜きました。母の理想像には追いつけず、少女として生き続ける事も出来ず、それでもエリアルを想って母をやり抜いた。

エリアルの女性関係は常にマキアの事が頭によぎっているけれど、マキアの事を想って、他の女性をちゃんと愛して成長していく。

二人は最初に母子という選択をしただけで、途中から他の選択肢へと移ってもよかったわけです。でもそうしなかった。「少年」「少女」としての正解には行かなかった。

 

二人とも正解を選ばない事で、深みのある二人だけのゴールにたどり着きました。

エリアルを拾うべきではなかった/マキアへの好意を隠すべきではなかった/別れるべきではなかった/ずっと一緒にいればよかった/

一つでも別の道を選んでいれば母と子の性愛物語になっていたけど、全部違う道を選んだ事で、綺麗で気高いお話になっていたと思います。

 

その所為でもどかしいんですけどね! 最初に母と息子って関係性を選択したマキアがすごいとしかいいようがない!

(つーか逆・光源氏しても良かった気がする。二人が逆だったらなってた気がする)

最終的に二人が「ただいま」と「おかえり」が言える関係になれて良かったです。

 

*対照的に、レイリアは母である事を完全に捨て去った。多分こういう選択も、「少女」にはありなんだと思います。

*川井憲次はやっぱりあれですね、音楽がBGMではなくてFAM(front attack music)ですね。攻撃してきます。

*絵はすっごい綺麗だった。川井憲次のFAMと合わせてこれだけで楽しめるレベルでした。

 

 

『最強同士がお見合いした結果』を読んだ

一週間に一回くらいは更新したいですよね!

 

最強同士がお見合いした結果 (GA文庫)

最強同士がお見合いした結果 (GA文庫)

 

 エスキア国最強の剣士“獄炎帝”ことアグニスは、仇敵イグマール国最強の魔術師“氷結姫”レファとお見合いをすることになった。だが二国が講和するキッカケのはずのお見合いは、実際は相手の最高戦力を籠絡して取り込むための化かしあいだった!?しかも何度お見合いを重ねても事態は進まず、会場を焦土に変えるばかり。そう二人は戦場では最強だが、恋愛方面ではまったくのポンコツだったのだ!国家の命運を背負った二人の最強は果たして幸せな結末に辿りつけるのか!?

 

との事。スペインも確か王女と王子様がくっ付いて出来た国でしたよね。(うろ覚え)

 

久しぶりに頭を悩ませないラブコメを読みました笑 二人とも最初から俺TUEE状態なのでそっち方面の心配はする必要は無く、ひたすら恋愛が駄目な二人を見てニヤニヤする作品です。

謀略とか計略とかそういうのが二人の後ろグルグルしていて、「くっ付くとゴールなんだけど、そのままくっ付いてもダメ」なので、無駄に高度な心理戦をやろうとする二人とうまく行かない現実のギャップが一番のニヤニヤポイントです。やっぱり素人に無理をさせるのは良くないんです(真顔)

でも、もし本当にお見合いとかしたら僕も彼らと同じくらいのことしかできないのでは? とかも思った(頭突きでテーブルの破壊は出来ないけど)

運命の二人なのか二人じゃないのか謎ですが、仲良くなっていってほしい。次は多分デカい戦いとアグニスの争奪戦が起きるはず。副官とか本当のいいなずけとか、エロしかないお姉さんとか乱立を期待します!

 

やっぱりラブコメは争奪戦がみたいんですよね!!!!!  全員でサバイバルお見合いとか!(謎)

 

『僕の知らないラブコメ』を読んだ

本年もよろしくお願いします(遅い)

 

僕の知らないラブコメ (MF文庫J)

僕の知らないラブコメ (MF文庫J)

 

 僕だけが知らない、君との“好き"。

みんなは近いうちに逃げ出したくなるような嫌なことってある? あるよね、きっと。明日になっちゃえばいいのにって思うようなそんな時。僕、芦屋優太はそんな時間を早送りできる能力を手に入れたんだ。これでもう勉強や揉め事、全ての嫌な時間から逃げることができる。やったね! そうして早送りしながら日々を過ごしてたら知らないうちに彼女が出来ていた! しかも相手はあのクラスの問題児、柳戸希美だって? 僕は怯えながらも付き合い始めたんだけど、意外にも柳戸はとても優しくて、そしてとても可愛くて……。どうして柳戸はこんな僕のことを好きになってくれたんだ……? え、このラブコメ、僕だけ知らないの? 第13回MF文庫J新人賞最優秀賞受賞作!

 

との事。時間スキップ能力が使える主人公が嫌な事をスキップしまくっていると、不良の女の子が彼女になっていた。なのだけど、ちょっとした喧嘩の火種や面倒くさい事をスキップする癖が治らず、彼女との仲に亀裂が走る。そもそも主人公は、仲良くなったきっかけも、亀裂の原因も知らなくて……知らなくて……(遠い声)

彼女とのイチャイチャではなくて、主人公が自分自身との逃げ癖と向き合い、直していく物語でした。(勿論イチャイチャはある。絵も良いので良かった)

絵の雰囲気から感じるノリより、結構シリアス目に触れているけど、こういうラブコメも意外で良いよね、なんて思った。僕は高校生の時ドラえもんの「どくさいスイッチ」があればいいのにと良く思っていたから、かなり共感できて、乗り越えていく姿も良かったと思う。一巻で大人になっちまったなぁ、主人公……

……でも大人になると割とガチでスキップした方が良い事が多すぎる一概にスキップが悪いとは言えず、ゲフンゲフン……

 

ヒロインの柳戸ちゃんが全然不良じゃなくて良い子過ぎるので、続刊が出るなら対抗馬が出てきてほしい!

『人生はシネマティック!』観た

最近はGAに向けて最後の追い込みをしていますが、息抜きで映画を観てきました。

初めに書きますが、とっても面白かったです。ぜひ観てほしい。


映画『人生はシネマティック!』11.11(土)公開

予告編にある通り、舞台は1940年で、ナチスが強かった時代(1941年12月が太平洋戦争の開戦なので、まだ日本はブイブイいわしていた頃です)。主人公は秘書として雇われたと思ったら、対独戦戦意高揚のための国策映画の脚本家になります笑。プロパガンダ映画の脚本という事で、「戦意高揚を計」り、「信憑性と楽観的な展望が持てる筋書とし」つつ、「さらにアメリカの協力を取り付け」た上で、「何より女性の視点も入れたい(そして、戦争に協力させたい)」と、無茶苦茶な依頼を受け製作を開始。「普通の女性の物語」として、ダンケルク撤退戦の中、父の船を操り兵士を逃がした姉妹をモチーフとした映画を作ります。

 

軍部やスポンサーの横やりや、売れなくなったかつての名優、アメリカのスポンサー向けにキャスティングされた英国空軍パイロットのノルウェー系アメリカ人(当然俳優じゃない)(つーかいるのかそんな人……)に悩まされながら、現実では空襲に見舞われながらその度にプロットを変更、台詞を修正し、最高の映画を作る……という物です。

無駄が一切なかった(ユーモア、遊びはあります)。観終わってから一番最初に思った感想がこれでした。

筋書、音楽、カット、全て素晴らしいのですが、特に舞台設定が非常に上手でした。過去の戦争の映画を撮る、となると緊張感が無くなりますが、主人公達が居るのも1940年(ダンケルク撤退戦も1940年)なので極めてタイムリー。ロンドンも空襲されるなど、映画と映画内映画(「ダンケルク」としましょう)が緊張を保ったまま繋がっています。

その緊張を保ったまま(ドキドキしたまま)「ダンケルクの登場人物」と「映画の登場人物」が掘り下げられていくのがとても良かったです。

様々な横やりでプロットは変更を繰り返すのですが、その度に主人公が俳優や先輩脚本家とぶつかり、主人公の人となりが説明されつつ、「ダンケルク」の登場人物の行動や背景も加筆修正され、深みを増していきます。主人公達の魅力が増すと、「ダンケルク」の人物たちの魅力も増していく。倍々ゲームで面白いというわけです。「飲んだくれた最悪のジジイ」にキャスティングされたかつての名優と主人公の葛藤と成長が、最終的に「ダンケルク」の登場人物のキャラの深みとして結実していくのは観ていてとても心地がよかった。

ダンケルク」のシーンは画的にお粗末に作っている(昔の映画なので)のですが、それが主人公達の不器用さや努力とリンクしており、感動します。舐めてはいけない。

皆映画の作り手ですので、臭い台詞(「人生の一時間半を捧げたいと思う映画を作りたいんだ!」「我々で観客を泣かせようじゃないか」)がバンバン出てきますが、映画自体がそれに負けていません。

テンポよく進むストーリーに沿って、映画を作った達成感と、良い映画を観る事が出来た満足感が味わえる稀な映画でした。

ぜひ。

 

*最後に文句を言いたいのですが、「人生はシネマティック!」という邦題が最高にダサい。これで損してる気がします。原題は「Their Finest」(彼らの最高の一作、的な?)で、ロマンティック・コメディにジャンル付けされていますが感動します。

ネタバレなのでボカしますが、「人が映画を好きなのはそれが構成されているからだ。全てに意味があり、目的がある。だが現実はそうではない」的な台詞が最後に主人公とぶつかってきます。(割と物理的な意味で)

つまり作品自体に『「人生はシネマティック!」ではないから人生は苦しいのだ』というメッセージがあるのです。だからこそ「ダンケルク」は「普通の女性の物語」として、その時代最も意味もなく苦しい人生を押し付けられていた人々を主人公に据えた所があります。

映画自体のメッセージとしては、それでも人生はシネマティックなんだ! 意味を見つけなきゃいけないんだ! それが強さなんだ! と一週回って伝えているのかもしれませんが、それだとああいう予告編になりませんよね(戦火の中で映画を待ちわびる人たちに、とか)……もういっそ「Their Finest」で良いと思うんだけどなぁ。


Their Finest - Official Trailer

 

*これは本当にどうでも良いのですが、空襲のシーンが結構多いです。英国はどうやら地下鉄に逃げろと推奨していたようですが、本邦は空襲時、地下鉄は基本的に封鎖しました(軍事輸送力確保のため)。どうでも良い所でブリテンとヤマトの差を見せつけられた気がしました。