眠るまでに見た夢のこと

眠るまでに眼に映った事聞いた事、読んだ本やった事行った所思った所を書きます。時々、眠った後に思ったことも書きたい(願望)

『絶深海のソラリスⅡ』を読んだ

一年ぶりの刊行でした。エターならなくてよかった。

 

絶深海のソラリスII (MF文庫J)

絶深海のソラリスII (MF文庫J)

 

 “ランド・デイ”それは、上陸の日。そして、大海害と並ぶ人類史上最大の災悪が始まった日でもある。『大阪事件』以降その存在が明らかになった未知の危険深海生物アンダー。連邦海軍対アンダー専門の特殊部隊“CHAF”に所属するシャロン=ナイトレイは、深い海の底で死の危機に瀕していた。しかし、その時不意に声が聴こえる―「“最愛の妹”の死の真相を知りたくはないか?」と。シャロンを助けた謎の人物はさらに彼女に告げる。我々の任務は「“切り札”山城ミナトを確保すること」だと。“深海”ד絶望”戦慄の本格パニックノベル待望の第2巻

 

ハリウッド映画的なパニックをラノベキャラでやっちまいやがった前巻(褒め言葉)は「Oh……救いねぇ……」というエンドでしたが、第2巻もそんなスメルをプンプンさせながら物語が流れていきます。マジでこれまたやっちゃうの?って思いながら読んだんですが、今巻はそれをいい意味で裏切られました。

 

クロエのお姉ちゃんにして山城の同級生が新ヒロインとして出てきますが(表紙の女の子)、重たい過去を背負った二人の会話は重々しいです。少しこの辺りが読んでいてアレな気分になるかもしれません。でもそれがいい。正面から向き合って解決していってほしい。それをラノベで、パニックムービー仕立ての筋書でやってくれちゃってるのがこの作品の最高に良い所なので。

 

グロいから映像にはならないだろうけど、映像で見たら面白いだろーなーと思いながら読んでました。

 

上質なB級作品。長続きするような作品ではないと思いますが、次巻もぜひエターならないでお願いします!