『たまらん! メチャクチャな青春ラブコメに巻き込まれたけど、生まれてきてよかった。』を読んだ
滅茶苦茶長いタイトルだった
たまらん! メチャクチャな青春ラブコメに巻き込まれたけど、生まれてきてよかった。 (MF文庫J)
- 作者: 比嘉智康,本庄マサト
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2015/05/25
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る
高校に入って最初の春休み。余命一週間と宣告された“たまらん”こと玉木走太。幼馴染の親友三人から「生まれてきてよかったと思えることをしまくろう」と提案され、みんなでがむしゃらに遊びまくる。そして七日目、三人が連れてきたのはたまらんの憧れる学校一の美少女・月形嬉々。気を利かせて二人きりにされてしまい、思わず緊張するたまらん。夢のようなひとときは瞬く間に過ぎ、たまらんは嬉々と最期のキスをする――――――。だが誤診!! 再びみんなと、何より嬉々と会える!と喜ぶたまらんを、しかし嬉々は超過激に冷たくあしらうのだった。えっ? なんで!? そして始まるたまらんの多角関係青春ラブコメ『たまらん!』お待たせ!!
という事なんですが、文章が滅茶苦茶独特でした。これ狙ってやっていないのだとしたら才能としか言いようがない。狙ってやってても才能としか言いようがない。これは才能。
表紙の女の子の話し方に違和感感じるけど、地の文はそれどころじゃない感じ。
で、多角関係ラブコメなんですが、もう登場人物が全員片思いしていて誰が誰に恋してるのかむしろこれ本当に恋なのかレベルでわけがわからないくらい多角形になってしまっています。それが形作られるのが今巻。
筆者は字の文が面白くて最後まで読めたけど、これは人を選びそう。主人公が良い人なんですが、動機づけがとても上手い。「死ぬ前の一週間を最高にハイにしてくれた幼馴染たちの恋を手伝う」っていうのがキュンときますね。後お母さん(褐色のボディービルダー)の挿絵がないのが残念でしょうがなかった。
絵はもう最高(大事なので最後にry)
忘れないうちに次が出たら読みたいです!