「ハイカラ工房来客簿2 神崎時宗と巡るご縁」を読んだ
前作の記事はこちら
一回、「前作の記事はこちら」ってやってみたかった。中々書くのが続きませんね。
残念ですがバンカラ工房は出てきませんでした。今作もハイカラ工房の面々が主人公です(当たり前だ)
ハイカラ工房来客簿 (2) 神崎時宗と巡るご縁 (メディアワークス文庫)
- 作者: つるみ犬丸
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2015/08/25
- メディア: 文庫
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こめた想いが時代を超えて、人とのご縁がまた巡る。
魔法のような技術で、革にまつわる面倒事を解決してくれる、噂の革工房『ハイカラ工房』。工房を切り盛りする店主は、目つきは悪いが腕は確か、情に厚い若き革職人・神崎時宗。今日も作業台でにらめっこ中。どうやら工房にひと筋縄ではいかない依頼が舞い込んだようで――。
威厳無しの七光り軍人に貫禄を持たせる革ベルト、学校嫌いの少年の心まで直すランドセル、戦地の夫に想いを届けるトンビのコート、おまけに時宗の工房に弟子が転がり込んできて。
そして、ついに待ちに待った瞬間が訪れる。時宗が選び取る選択とは――。
との事。
時宗の豊富な革知識と己の職人としての腕を頼りに種々の依頼をこなしていく。前作と同じく短編を連ねる方式で新キャラクターも出てきます。
皆良い人で、ほっこりする作品を求めている(つまり、前作の温かさを求めている人)人にお勧めできる作品です。物悲しい章もあるけれど、アクセントとして、また主人公の信念を良く伝えてくる章だったので良かった。今作は第四章が良かったです。
にしてもこの主人公鈍感ですね……僕変わりましょうか?(変われません)
色んな物が巡り巡って語られた第二巻。巡ってはいるんですが前作をわからなくても今作で綺麗に読めると思います。
作品の雰囲気に当てられて「!」マークとか使わない感想になりましたね。
ほっこりでした~