『灰と幻想のグリムガル level.6 とるにたらない栄光に向かって』を読んだ
最近全然ラノベ読んでませんでしたね。
灰と幻想のグリムガル level.6 とるにたらない栄光に向かって (オーバーラップ文庫)
- 作者: 十文字青
- 出版社/メーカー: オーバーラップ
- 発売日: 2015/10/26
- メディア: Kindle版
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「目標はもう決まったわけだろ? それなのに、帰るってどういうこと?」
ハルヒロたちとトッキーズが発見した「黄昏世界」は新たな狩場として注目を集めていた。
ハルヒロたちも、以前は逃げるしかできなかった白い巨人を撃退し、安定した稼ぎを得られるまでになっていた。
しかし、あるクランの行動がきっかけで「黄昏世界」の危険度が跳ね上がってしまう。
そんななか、以前に加入した「暁連隊」のリーダーであるソウマと再会したハルヒロたちは、なし崩しに複数のクランが参加する、大規模なミッションに加わることになる。
精強な義勇兵たちと共に戦うことで、ハルヒロは何を見て、何を思うのか――
との事。ちなみに前作の時に書いたのはこちら
はや六巻。アニメ化も決まり、とても盛り上がっているような気がします。
いつも通りの死にかけの辛い旅が続きますが、前半はハルヒロの恋物語みたいになっています。モテ……てるのか? 振られてるのか? いまいちよくわからないけど、頑張ってリーダーやってるハルヒロにはとても幸せになってほしい。
キャラの描写っていうか声? 心の声? の書き方がとても面白くて読みやすいですね。つらつら書き流している感じなんですが、頷けるって言うか、主人公の平凡さがよくわかる。そういう主人公が頑張ってるので応援したくなります。
後描写。「どどどどどどどどど」とか「どっしゃーん」っていうレベルの描写が時々出てくるんですけど、全然違和感ないって言うか、読みやすいっていうか。
また、等身大の主人公達ですが、この巻ではソウマを始め、滅茶苦茶強い義勇兵たちも出てきます。ここで「俺も目指そう」ってならないのがグリムガル。「頑張って、生き残る」が目標。でもこういう奴が生き残ったりするんだよなぁ(願望)
この物語のゴールはまだ見えないですけど、もう皆死なないで欲しいなぁ……とか、まあ無理なんだろうけど。次巻も楽しみです。