眠るまでに見た夢のこと

眠るまでに眼に映った事聞いた事、読んだ本やった事行った所思った所を書きます。時々、眠った後に思ったことも書きたい(願望)

「この恋と、その未来。 -一年目 冬-」を読んだ。

最近更新すると言えばすっかりラノベの読書歴になってる。意図的にやっている節はあるような無いような。

 

 冬休みに入り、未来とともに帰省することになった四郎。姉達への恐怖に加え、三好に対する申し訳なさを抱え東京に戻った四郎だが、彼以上に家庭不和な未来が家を飛び出してきて、松永家で一緒に年越しを迎えることに。以前とは少し変わった家族と、父の誘いで出会った西園幽子達と賑やかな日々を過ごし広島へ帰った四郎は、西園の恋人である三並や広美の言葉に自分の不甲斐なさを痛感し、未来への気持ちを断ち切る決心を固めるが…。待望の第三幕。

との事。

前巻を読んだ時の感想はこっち。

 

sjuuuuran.hatenablog.com

 

好きではない人、少なくとも一番好きではない人と付き合うというのはかなり酷い行為であって、それが酷いと自覚しながらもやってしまってる主人公の心理描写は丁寧に書かれていて、共感できるというか、納得しちゃう。恋は堕ちていく物なんですね。

成長していくにつれて今まで嫌いで仕方なかった家族への態度にも徐々に変化が見られたりしていて、静かにだけれども確実に物語が動いているなと思いました。

 

離れようと思った主人公、偉い。多分挫折するんだろうけど偉い。痛みを伴いながら頑張ろうとする主人公を応援したいです。クズだけど。クズだから良い。

そして彼がクズであればあるほど三好さんが可愛くて可哀想になっていくのがまた良い。読んでいてゾクゾクする。これは俺がクズい。

 

次も楽しみです。