「野生の少年」
フランソワ・トリュフォーって名前しか聞いたことなかったし、なんかゲオで見つけたので見てみる事に。
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2007/02/02
- メディア: DVD
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実話をベースにして、さらにトリュフォー自身の経験も重ね合わせて作られているそう。実際にアヴェロンの野生児を教育したイタールは5年の歳月の後についに諦めてしまったそうだけれど、この映画はそこまでは描かれておらず、必死に言葉や物事、つまり世界を拓こうとするイタールの愛情に似た何かが映されている。
画的に派手な場面もないし、ひたすら失敗する教育を淡々と描いているけど、この冗長さ、どうしようもなさの中であきらめないイタールの繰り返しの様子そのものが愛なんだとつまりは思ったり。それ以外に愛ってないんじゃないかなぁとかも思ったりした。
すげぇ薦められるかと言えば言えないところがまたなんとも。野生児の演技はとても頑張っていたと思う。